兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

健康で文化的な生活

 こんばんは。InDexです。

 職業訓練校についての続報を書き綴っていきましょうか。

 まず、訓練校の年齢幅なんですけど、20代から60代(定年退職済み)の方までいます。

 内訳的には20代3割、40代3割、50代3割、60代1割って感じでしょうか。意外と年齢幅が広いことにビビりました。前情報で若者からおっさんまでいることは分かっていたんですが、実際ここまで年齢に開きがあるのはビックリですね。

 ですが考えてみれば受講する訓練生の年齢って割と予想できるんですよね。

 まず、20代です。

 20代とは言っても20代後半の人はいなそうに見えました(○○代までは分かりますが前半か後半まではわかってません)。

 20代前半というと、高卒で入社した人、大卒で入社した人(専門含む)に分かれます。

 高卒、大卒で入社したものの、仕事が合わず転職を考え始め、とりあえずスキルを身に着けるために訓練校に通おうと考える。

 この動機が20代前半の大多数だと思います(私含め)。

 なぜ20代後半がいないのかと言うと、4、5年ほど仕事に耐えてしまえばノウハウも身に付き、後輩もでき始めた頃なので辞めにくい。辞めようと思っても転職が上手くいくのか分からない&次の仕事先で今ほどパフォーマンスを発揮できるか分からない、という保守的な考えがわいてしまうからです。

 加えて言うなら4,5年も働けるなら忍耐力も醸成されていくので仕事を辞める、という消極的な考えが消える、もしくは選択肢の1つとして潰れるわけですね。

 30代は割といそうではあるんですが、私の受講する教室にはいなそう、いや30代っぽい人が1人いるんですよね。

 30代というと、任される仕事もより上位のものになり、会社の中で言う中堅の立場になり始めます。役職に就く人もいるでしょうし、そういう人は益々辞めにくくなると思います。

 ここで辞めようか迷う人は役職に付けない人か、非正規雇用の人か、もしくは胸の中に燻ぶった思いを持ち続けた人か。この辺だと思います。

 30代というと仕事を辞めてでも新しいことが始められる限界の年齢だと思います(偏見)。中でも仕事を辞めても構わない、と思える人が30代で訓練校に来るのだと思います。

 私は田舎に住んでいるので求人も少なく、思い切った行動に出られる人って割と少ないと思います。だから30代の人って少なかったのかな。

 そして40代です。

 私が会話をしてなぜ訓練校に来たのか、理由を聞いた40代の人がいます。

 その人は体を壊す→治って復帰→壊す→治って復帰を繰り返して、遂には会社側から辞めてもらうように言われた人だそうです。

 辞めた後に転職活動を続けたそうですが状況は芳しくないらしく、それならと新しいスキルを身に着けるために訓練校に来たそうです。

 他は小説家志望の人と、教育が終わって時間を持て余しているのでスキルを身に着け就職する、という人でした。

 正直40代、50代の人は動機が読めません。

 まぁでも、訓練校に来る動機は多けれど、それなりに分類訳はできると思います。

・体を壊したので別のスキルを身に着けたい人

・時間が余っているので新しいスキルを身に着け第2の人生を歩もうとしている人

 こんなとこです。

 60代はもうあれです。

 チャレンジ精神です。たぶん金も時間も余っているんだと思います。道楽と言ってもいいかもしれませんね。

 とはいえ、金がないのでとりあえず失業給付延長のために訓練校に入校し、必死でスキルを身に着ける、みたいな方もいるのかもしれません。

 そう考えると60代の人が訓練校にいるって割とギリギリな方かもしれません。

 私の受講している60代の方はそうではなさそうですけど。道楽の方ですね。

 

 で、現在は仕事におけるマナーとか、礼儀作法とか、そんなもんを習っています。

 正直退屈なので眠らないように必死でメモを取っています。

 さっさとIT系のお勉強に入ってほしいですが、入ったら入ったで身に付けなければ……みたいな強迫観念に駆られると思うのでちょっと嫌です。

 本当に私は勉強が嫌いというか、能動的に何かを学ぶのが苦手です。逃避癖、とでもいうんですかね。

 どこかで回避性パーソナル障害だとかうんたらかんたら聞いたことがありますけど実はそれなんじゃないかって思ってます。適応障害の一種なんでしたっけね。

 実際は単なる怠けとかその辺なんでしょうけど。ははは。

 

 ここらで訓練校に関する不満・愚痴でも書き連ねていきますか。

・汁物が捨てられない

 水道管が悪くなるとか、そんな理由なんでしょうけどカップラーメンが食べられません。食べてもいいけどスープを完飲しなければなりません。

・椅子がちゃっちい

 事務所の椅子は高価そうなオフィスチェアです。肘置きがあって首のところに支えの付いたアレですね。教室にある学生の椅子は肘置きのない安価そうなオフィスチェアです。子供部屋の机と抱き合わせで売られてそうなアレですね。

・机が低い

 女性に合わせてるんでしょうけど低いです。逆に腰が悪くなりそうです。

・ゴミが捨てられない

 ゴミ箱はあるけど捨てないように厳命されます。

・休むのが面倒くさい

 休むと書類をいちいち2,3枚書いて提出しなければなりません。遅刻でも早退でも急な病気であってもなんでもかんでもです。公文書というのは面倒くさいものらしいです。

・かかとの付いた靴でなければNG

 サンダルとか下駄的なのはダメです。下駄はダメだわな。

・短パンNG

 ホットパンツとか、その辺もダメなんでしょうね。

 

 なんでここまで厳しく規則があるんでしょうか。それは偏に認めると面倒くさい問題が起こり得るからです。

 例えばかかとの付いた靴ですが、サンダルとか脱ぎやすい靴だと靴を脱ぎ散らかして授業態度が悪くなる可能性があります。それを講師が注意したりして学生との間で問題が起こり、講義が進まない可能性がある、とかそんな感じでしょう。

 短パンNGなら、女性がホットパンツとか露出の多い派手な服装でくるとか、公序良俗に反しそうな服で来るのを止めるためでしょう。それを短パンNG、と括ることでいっぺんに問題を解消しているわけですね。

 あとは単純にいい大人が少年みたいな短パンを履いていてはみっともない、みたいな機能性にも生産性にも全く関係のない精神論から来る取り決めなんでしょう。私は暑がりなので本当に勘弁してもらいたいです。まぁ七分丈のズボンでも買って対策しましょう。七分丈は半ズボンではないはず。はず……。

 あと靴下着用の義務はなかったので裸足で行っても問題ないでしょう。

 それとクロックスは一応かかとを付ける機能もあるのでこれも問題なしです。

 ……はぁ。なんで暑くなりそうな時期にこんな……。

 暑すぎて学習にも影響が出るから夏休み、なんてものがあるというのに……。

 訓練校の愚痴はこんなとこです。色々面倒くさくて嫌ですねホント。

 

 さて訓練校に関しては終わりです。

 次は氷菓に付いて語っていきましょう。

 私は現在京アニ制作の氷菓を見ています。

 大体7,8年前に見たことがあるのですが、酒の肴にできそうなアニメを探していたらちょうど良かったので再び見ることにしました。

 再視聴前に思っていたことと言えば、「氷菓(アイスクリーム)は I scream(私は叫ぶ)」というくだらない言葉遊びくらいです。まぁアイスクリームが注目されがちですけど、実際は全ての責任を一手に引き受け、尚且つ誰も助けなかった人間の非情さが注目されるべきなんでしょうけど。”くだらない”という気持ちが先行してしまい、実際の現実を正確に見極められない人間の心理を上手く突いた手法だと思います。

 閑話休題

 私が再視聴する前はそのような”くだらない”というイメージです。

 ですが大人になってそれなりにフィクション作品の楽しみ方を分かった今見てみると……これが面白いのなんのって。元々終盤に伏線が次々に回収されていく収束感が好きな私にとって、ミステリーを取り扱う氷菓はマジで面白いアニメだったのです。

 氷菓の”氷菓”の話も面白いのですが、その後の話もまぁ、面白い。

 愚者のエンドロールも面白いし、文化祭の話も面白い。

 愚者のエンドロールは入須先輩に踊らされた折木と、入須先輩は折木の姉にどこまでも見透かされていた、って入れ子構造(?)が良かったですね。後は単純に真実だと思っていたものが実は間違っていて、みたいな展開は割と王道ですけどだからいい、みたいなところがあります。

 文化祭の話は言ってしまえば天才と凡人、ですね。特に漫研の部長の話が良かったです。部長は素人が描いた漫画に矜持をズタズタにされて、それでも尚諦めずに描いた漫画でも勝てず、まやかも部長の描いた漫画より素人が描いた漫画の方が面白かった、と判断を下しているのがとても美しかったです。傑作と呼ばれる物は生まれた時点で傑作。だがそれは、長年研鑽を重ねた者によって作り出されるわけでもなく、ぽっと出の誰かが作った物でもそうなり得る、という残酷性が見事です。

 この天才と凡人の関係性って会長と総務委員長(だっけか)、漫研部長とその友人、福部と折木、という3つの関係を並行して完成させているのも見事なんですよね。3つの人間関係を同時に進めて終わらせるって並々ならぬ才覚がないとできないことだと思います。そう考えると原作者の米澤穂信ってとんでもないですね。マジヤバ。

 勿体ないのでとりあえず今日は文化祭の話まで見て、続きはまた明日見たいと思います。

 

 さて、ここらにして明日の訓練校に備えますかね。うおー。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 スヤスヤ……。