兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

恥ずかしい台詞禁止!ってARIAだったんか……

 こんばんは。InDexです。

 今日は訓練校の人とオタク談義を繰り広げました。

 正しくは繰り広げられていた光景を眺めていた、という方が正しい気がします。年代が上の”古き強いオタク”の方だったので聞き手に徹するしかなかったです。

 そんな方たちの談義の中にARIAの話題が俎上に上がりました。

 ARIA

 だいぶ前、それこそ5,6年前にちょろっと見てやめた覚えがあるアニメです。

 オタクの人たちがこぞってお勧めするアニメなので私も見てみましたがどこがおもしろいのか分からず視聴を断念したのです。

 しかし”古き強いオタク”の方々があれこれ言うので再視聴してみました。

 すると……。

 

 なにこの優しくも世界観の深いアニメは……。

 

 と、仰天しました。

 あぁ、ヴェネチアね。水の都を舞台にしたアニメね。雰囲気アニメね。うんうん分かる分かる。

 って思っていた自分を思いっきりぶん殴ってネオヴェネチアの深き水底に沈めたいです。

 主人公の灯里ちゃんは宇宙から移住してきてるし、科学文明発達してるし、アクアって惑星の地中を掘って出た水が海を形成した、っていう歴史もあるし、なにこの作り込まれた世界観は……。

 世界観は言わずもがな。1話1話の完成度が高く、尚且つ満足度が高い。

 今なら分かる。

 切った張ったしてるだけの世界ではなく、あくまで人間模様で魅せるアニメは心に染み渡ります。

 

 なので。なのでなので。

 とりあえず5話まで見た感想を列挙していきましょう。

 

1話 その素敵な奇跡を…

 灯里ちゃんが少女アイちゃんを無賃乗車させた話です。

 アイちゃんはお姉ちゃんにネオヴェネチアを自慢され、どんなもんか見に来たもののそんなに楽しくありませんでした。しかし、灯里や藍華と過ごしていく内にネオヴェネチアが好きになりました。

 灯里はアイに「お姉ちゃんは大好きなアイちゃんにも大好きな場所を教えたくなったんじゃないのかな」と言います。アイちゃんの心の中には大好きになったネオヴェネチアをお姉ちゃんにも教えたくなる気持ちでいっぱいで、灯里の言葉に深く納得するのでした。

 という話です。

 なにこの優しい世界。ここで恥ずかしい台詞禁止の元ネタが分かりました。

 嫌いな物を努力して好きになれば、それは大切なモノになる。いい言葉です。

 

2話 その特別な日に…

 ネオヴェネチア全体の水位が上がり、床にまで浸水した日の話です。

 なんやかんや藍華と晃が仲直りし、灯里はアリシアさんともこんな関係になれたらいいな、って思います。

 灯里ちゃんがアリア社長と雨の降るネオヴェネチアの中をチャプチャプするシーンが可愛かったです。

 

3話 その透明な少女と…

 水先案内人としての素質はあれど、人付き合いの苦手なアリスちゃんがメインの話です。灯里ちゃんと触れ合う内に、流れるままに、沸きあがる気持ちのままに感情を出すことをアリスちゃんは覚えます。

 アリスちゃんくそかわ。でっかい可愛さです。どことなく機動戦艦ナデシコのルリちゃんっぽさを感じて非常に良い。

 単に緊張感を持って仕事をするだけでなく、流れる水のように気の向くまま接することも大事ってのが重要ですね。私は接客が苦手なのでできる人はすごいなぁ、と思います。あぁ^~でっかいでっかい^~。

 

4話 その届かない手紙は…

 手紙に綴った心は、場所、時間を超えて届く、という何ともロマンチックな話です。

 猫の主人は愛する夫への気持ちを手紙にしたためたものの、その気持ちは届きませんでした。しかしその思いを知っていた猫が思いを受け継ぎ、時代を超えた手紙の郵送を灯里ちゃんに依頼します。

 手紙には心が詰まっており、郵便屋さんは心を届け、ウンディーネは大切な心を作る。なのだおじさんシルフはギャグキャラかと思ったけどめっちゃいいこと言うやん。

 

5話 そのあるはずのない島へ…

 ネバーランドを信じられなくなったのはいつの日だろうか。信じられなくなったとしても、その時の気持ちは捨てたわけではなく忘れてしまっただけ。胸の中には大切に仕舞っており、ふとした拍子に思い出すことができる。

 忘れてしまうのも無理はない。楽しい日々は毎日のように更新されるのだから……。

 という話。

 1~5話の中でも1番好きなエピソード。

 私自身、たまに思うことがある。あれほど熱量を持ってゲームをしていた時があったのに、今ではそんな気持ちを忘れてしまった。しかし捨ててしまったわけではなく、思い返せば当時の自分を思い出すことができる。決して消えたわけではない。大切にしまい込んでいる、っていうのが素敵だと思います。

 それと、胸がいっぱいで張り裂けそうになってる灯里ちゃんが何とも素敵。

 

 まだまだ話数があるので楽しみに、大事に見ていきたいと思います。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 すやすや