兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会がめっちゃ良きンゴねぇ……な件について

 こんばんは。InDexです。

 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、知ってますか。めちゃくちゃいいやんこれ。

 ハマった。久々にゲキハマりしました。

 そのハマったことに関して適当にお話していきましょう。

 

ラブライブ!の中の異色作

 虹ヶ咲は最初からアニメ展開されていたわけではなく、最初はスクフェスの派生プロジェクト、パーフェクトドリームプロジェクト(PDP)から始まったそうです(wiki調べ)。ここがまず、ラブライブ無印とサンシャインとの差異ですね。

 さらに一つ。主人公がスクールアイドルじゃないって点です。

 アニメの主人公は高咲侑ちゃんっていうRazerみたいな髪色のツインテ女子高校生なのですが、侑ちゃんはスクールアイドルではないのです。

 同好会のメンバーですが、その役割はあくまで裏方。スクールアイドルのサポート、応援に徹しており、会場の企画や設営準備等、そうした役回りを担っています。

 なんで主人公なのにスクールアイドルじゃないん?と最初は思ったのですが、これにはアニメの元となるゲームにありまして。

 ゲーム内に侑ちゃんはそもそも存在せず、侑ちゃんの役割は”あなた”が担っていたのです。つまりはプレイヤーをキャラクターとして登場させた結果、ってことですね。

 さらに従来のラブライブ!と異なる点がありまして、それはスクールアイドルがソロアイドルとして活動している点と、ラブライブの大会を目指さない、という点が挙げられます。

 ラブライブなのにラブライブ出場を目標にしないの!?って感じですが、それが丸々虹ヶ咲のコンセプトなんですね。

 ラブライブ出場を目指さなくていい。アイドルしてはソロだけど、一人じゃない、ってのがコンセプトな訳です。

 後はキャラデザが違う人になった点ですね。無印とサンシャイン感は消えて、全く新しいラブライブの形になりました。

 この辺が異色作な点だと思います。

 個人的には、ラブライブ!というよりは、アイドルマスターって感じのストーリー構成だと思います。

 なので、面白い作品だけどラブライブではないと思います。

 メンインブラック3はメンインブラックではないけど、メンインブラックっていう色眼鏡で見ないで、一つの映像作品として見ると面白い。こんな感じだと思います。

 

なんでワイはこんなハマったんやろうか

 そもそも虹ヶ咲にハマった理由の前に、従来のラブライブ二作品にはなぜハマらなかったのか考えていきます。

 まず無印のラブライブ!。正直見たのが10年前くらいなので内容はよく覚えてないんですが、まぁ、そこまでハマりませんでした。曲は良かったのでリピート再生するくらいには好きでした。

 次にサンシャイン。サンシャインはついこの前視聴を終えました。大体1か月半くらい全話見終わるのに時間が掛かりました。

 サンシャインは何というか、ストーリーがご都合主義過ぎて感情移入できなかったんですよね。後は単純に好みのキャラクターが一人もいなかったのが原因ですね。

 アイドル活動のアニメですから、一人は推しがいないと視聴がキツくなりますね。ルビィちゃんともう一つのアイドルグループ姉妹との絡みは良かったです。

 ストーリーは正直退屈でご都合主義でしたが、LIVE映像の完成度は高かったです。

 ただ、1期の最終話手前と2期の最終話手前は面白かったです。まぁ2クールのアニメに1か月半視聴に時間が掛かっている時点でハマっていないことが分かると思います。

 千歌ちゃんと小鳥ちゃんの同人誌はたまに読んでお世話になってます(ー人ー)

 つまるところ。

 無印とサンシャインはストーリーがハマらなかったんですね。後は単純にキャラデザの問題です。そこまで刺さらないキャラデザでした。

 虹ヶ咲はまずキャラデザが刺さりました。全員可愛いです。特にアニメを視聴前は顔文字の璃奈ちゃんがキャラデザ的に一番刺さりました。

 今も尚、璃奈ちゃんはすこすこです。

 次に虹ヶ咲はストーリーが刺さりました。1~9話までは1話完結型の形式だったのですが、この1話完結型の話の完成度がなかなかに高かったです。

 特に8話のしずくモノクロームは一番お気に入りです。

 かすみんの自分の気持ちを全面的に押し出す性格と、璃奈ちゃんの自分の気持ちを全く出せない性格を前の話で描き、8話のしずくモノクロームにて、周囲から嫌われないように自分の気持ちを押し殺し、周りが望む反応を演じるしずくちゃんをかすみんと璃奈ちゃんが救う。これがまー、上手い。今までの積み重ねをうまーいこと利用してる。

 ほんまにもうすごいわ。

 あと8話のしずくモノクロームは私の大好きな少女歌劇レヴュースタアライト感があったのもいいですね。エンディングがスタアライトと同じめばちさんが担当してくれたこともあると思います。飛ばせないエンディングですわぁ~^^。

 そして同好会メンバー個人が主役の1~9話が終わった後、10話~13話は侑ちゃんが提案したスクールアイドルフェスティバルの話に移っていきます。

 この3話の主人公は侑ちゃんと歩夢ちゃんですね。

 特に11話の「私は侑ちゃんだけのスクールアイドルになるから、侑ちゃんは私だけの侑ちゃんでいて」という告白シーンは最強でしたね。おまー!ここまでヤンデレ感出してくるんかー!と、もう大興奮の嵐でしたよ。

 しかし、続く12話にて、歩夢ちゃんの心情が明かされます。

 侑ちゃんのことは大好き。でも自分を応援してくれる人のことも大好きになった。このままスクールアイドルを続けていくと、侑ちゃんだけに喜んで貰えるアイドルじゃなく、みんなに喜んで貰えるアイドルになる。そうなると、侑ちゃんとの距離は離れてしまう。でもスクールアイドルは続けたい。

 そういう心情だったのです。このアンビバレンツな感情をどうしたらいいんだ!と悩む歩夢ちゃんだったのですが、恋敵……ではなく、同じメンバーのせつ菜ちゃんから大好きは我慢しなくていいんだよ!と言われ、歩夢ちゃんはスクールアイドルの道を突き進むことに決めます。

 もうこの12話ね。やばい。最強だよこれ。

 何が最強かって、12話が虹ヶ咲の全てを表しているんですよ。

 虹ヶ咲はそもそも、ラブライブ出場をしない作品でして、尚且つグループでの活動ではなくソロ活動に主眼が置かれた作品なんですよ。

 ソロ活動とはいえ、同じ同好会のメンバーなのだから決して一人ではない。一人ではないのですが、皆それぞれ自分の中に理想のアイドル像を持っており、一人で突き進む確かな意志を持って皆活動しているんですよ。

 しかし、12話までの歩夢ちゃんは侑ちゃんと一緒に夢を追いかける、というソロになりきれない部分があったんです。一人で突き進む覚悟が無かったとも言えます。

 1話の歩夢ちゃんのLIVEは侑ちゃんと一緒に夢を追いかける決意をしたLIVE。

 12話の歩夢ちゃんのLIVEは侑ちゃんとは別の夢を追いかける覚悟をしたLIVE。

 けれど、目指す夢は別々であっても、変わらぬ想いはあるんです。

 ソロ活動であっても、繋がっていられるんです。

 これが美しいですよね。素晴らしい。

 虹ヶ咲はストーリーが本当に良い。

 最強さんです。

 13話で侑ちゃんが応援する側ではなく、応援される側になって幕引き、というのも完璧ですね。脚本とストーリー構成が巧みすぎます。

 

 というわけでね。

 実はまだ1期しか見てないんですよ。

 引き続き明日から虹ヶ咲の続きを見たいと思います。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 んぁあああスヤスヤ。