兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

三船栞子とかいうスクスタ時空の害悪

 こんばんは。InDexです。

 現在スクスタの10章を読み終わりました。

 この三船栞子とかいう奴はなんなの。いや。三船栞子というキャラを使ってここまで酷い脚本を作るなよ雨野智晴よ。

 まだ三船栞子がなんで同好会を廃部にしたいのか分からないけどよ、実はラ板のスレとか読んで概略は把握してるねんな。

 事情は分かった。でも私怨で強引に廃部にさせるってそりゃあないんじゃないか?

 職権乱用とか理事会との癒着とかよ。やっちゃいけないことの目白押しじゃあねぇか。

 コイツがやがて同好会に入部したとしてもよ、受け入れられない未来しか見えないよ。

 まぁアレだ。三船栞子が私怨で廃部にさせるというのなら、私もなぜ三船栞子を嫌いになっちゃったのかを書いていこう。

 

無理やり生徒会選挙を開催する

 通常、生徒会選挙ってのは定例的な行事であり、個人の一存で開けるようなものじゃあない。

 生徒会長になりたいのであれば、その行事の期間まで待たなければならない。これが普通であり正々堂々とした戦い方だろ?

 でも”なぜか”個人の一存によって生徒会選挙は開催され、見事に三船栞子は生徒会長の座を奪い去った。

 こうなったらもう、理事会と三船栞子の間に個人的な繋がりがあり、癒着しているとしか見られないじゃん。

 シナリオライターももうちょっと考えてシナリオを作ってくれよ。せめて生徒会選挙の時期と偶然重なっただとか、そういうことにしておこうや。

 

全知全能、洗脳マシーン

 三船栞子の活躍は主に”人の適性を把握し、得意なことに導くことができる素質”を活かしたものとなる。

 これは主に部活動での活動に用いられ、テニス部の部員に対しシングルスからダブルスへの転向を進めたり、生徒会長になってからはサッカー部から陸上部への転部(陸上からサッカーかも)を進めたり、そういった方面に活かされている。

 これは好きなことであっても才能が無い人は、取り組むだけ無駄、との論理から来ている。才能が無ければどれだけ打ち込んでも実績は作れず、これからの将来に何一つとして生かされない。そういった理屈から来ている。

 んなの、人の自由にさせろや馬鹿が。と思った。

 まぁ、でも。確かに人の適性を瞬時に把握し、適性のある方向に促すのは悪いことではないと思う。誰だって得意なことを発見できたら嬉しいはずだからだ。

 しかし、ここで重要なのはその”好きだからと言って才能のないお前がいくらやっても無駄だから諦めろ”という論理を全く親密ではない赤の他人に言われるのはクソムカつくことであり、余計なお世話であり、それが居丈高に言われるもんだから頭にくるって訳である。

 そしてその結果。メインストーリーではその押し付けがましい活動が受け入れられている、というのが非常に作為的で気持ちが悪い。

 人の適性を見抜き、瞬時に進むべき道を明確に提示し導くことができる。

 なにこれは。最強すぎないか?サラっと流されているけどとんでもない能力だよ?これ。最早全知全能と言っても過言じゃないよコレ。

 一介の人間に持たせていい能力じゃないよこれ。

 だからこそ。人を導く生徒会長という立場を目指す三船栞子が持ってしまったら、そりゃあ生徒会長になれるわな、と感じるわけです。

 余りにも三船栞子を超人にしすぎた。ここが鼻に突く点ですね。

 

演説ではなく単なる非難

 三船栞子とせつ菜ちゃんは生徒会選挙で演説を行いました。

 通常、生徒会選挙の投票の前に行われる演説とは、”生徒会長となった場合、どういった形で学校・学生に貢献するのか”を話す場です。まぁ政権公約とか、マニフェストとか、そう言ったものを話す場な訳です。

 せつ菜ちゃんはその通り、アプリを作って意見を集めやすくする公約を演説しました。

 しかしこの三船栞子は別でして、せつ菜ちゃんが生徒会長に向いていない、適性がない理由を朗々とのたまう訳です。

 如何に生徒会長に向いていないか、如何に中途半端なことをしているのか。そういったことを長々と発言していました。

 お前さぁ。ここをレスバ会場かなんかだと思ってる?演説だよ?演説?

 私はこの時思いました。

 こんな演説の意味も分かってなく、多くの人の目に触れる場所でせつ菜ちゃんへの非難を口にするマナーもクソもねぇ奴に投票する奴なんていねぇだろ、と。

 しかし生徒会長になったのは三船栞子でした。なにこの茶番。カスがよ。

 この辺にも非常に強い作為を感じました。

 三船栞子は適性を見抜く力がある→だから多少強引なアドバイスでも支持を得られる。

 三船栞子が言う通りせつ菜ちゃんは中途半端→半数以上のサイコパス生徒が三船栞子に投票する。

 この二点が非常に強引です。

 あらかじめ始まりと結末が決まっており、その展開が強引だったのでシナリオライターの影がクッソ見えるのが不快でした。こういうのをご都合主義って言うと思うんですよね。

 

なぜか同好会メンバーのテストの点数を把握している

 同好会の廃部を一方的に決めることもそうなんですが、職権乱用で最もヤバいのは同好会メンバーのテストの点数を把握していることだと思うんですよ。

 同好会メンバーのテストの点数が下がっているから、60点以上取らないと廃部にするよ。これを校長とか学年主任とかが言ってくるなら”まだ”分かります。しかし生徒会長とはいえ、一介の生徒に過ぎない人間がなんでテストの点数を把握してるの?となります。

 これが生徒会長の職権乱用と言わずしてなんと言うんでしょうか。というか、そもそも生徒会長にそんな権限を持たせる理事会も頭いかれてんじゃねぇのか?

 このことを誰も疑問に思わないのもヤバいです。

 これに関しては完璧にシナリオライターがヤバいです。物語の始まりを終わりを先に決めてしまったおかげで肝心の中身が破綻しています。

 

 

 

 

 以上が、私がスクスタのストーリーを読んで感じた三船栞子への不満です。

 というか、これに関しては三船栞子というキャラは悪くないと思うんですよ。

 三船栞子というキャラを動かしたシナリオライターに非があると思います。

 なんでここまで露悪的なキャラにしたんでしょうか。なんでこんな強引で理不尽な展開にしたんでしょうか。

 幼少の頃から洗脳を受けていたとか、そういうバックボーンが無いと受け入れられないよこんなの。

 余りにも酷すぎる……。

 この三船栞子編は、18章まで続くらしいです。

 色々と心が折れそうですが、なんとか頑張って読みます。

 そうしないと、オタクの矜持が守れません……。

 なんとかいい点も見つけて三船栞子というキャラと折り合いを付けたいです。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 んなぁ