こんばんは。Indexです。
今回は虹ヶ咲第11話の回です。
第11話の大まかな流れは、本格始動していくSIFの準備の中、侑ちゃんがさらに先へ進んでいくことに危惧した歩夢は、侑ちゃんを押し倒して足を絡ませる、という流れです。
みんなの夢、私の夢
今回の話は正にサブタイトルにもなっているみんなの夢、私の夢、でしょう。ちなみになんですけど、私の夢の部分がピンクで縁取られているのって初めてですかね。他のサブタイトルもこんな感じでしたっけ。まぁいいか。
で、今回の話はSIFの開催概要を詰めていく話となっています。
最初はスクールアイドルも、ファンも、学園も、垣根を超えたお祭りというふわっとした内容だったのですが、本格的にスクールアイドル好きが楽しめる内容となるとどう詰めていいのか悩んでいました。
それに関してアドバイスをしたり、共に悩んでくれたのは主にせつ菜ちゃんとなっています。いくらスクールアイドル同好会の中で唯一スクールアイドルではない為、ファンの目線を持っているからと言っても、現実的な視点は現生徒会長の中川菜々がいないと形になりません。
どんどん近づいていく侑ちゃんとせつ菜ちゃんとの距離。同好会入部のきっかけをくれたときめきの体現者であり、スクールアイドルを辞めずに大好きを続けられた恩人という両者の関係がさらに深まる。これは歩夢ちゃんも気が気ではいられないのも無理ないです。
二人の話し合いとかすみんBOXに多くの投書が寄せられたことがきっかけでSIFの詳細が決まります。
スクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭りのようなLIVE。それはただLIVEをやるだけじゃない。スクールアイドルが大好きを表現する中で、スクールアイドル好きも自分の大好きを表現する。そして大好きの中で、スクールアイドル好きではない人でも、新しい大好きが見つかるような、そんなLIVE。それこそがスクールアイドルフェスティバルなのです。
これが、みんなの夢を叶えられる場所な訳ですね。スクールアイドルだけでなく、ファンの夢も叶う場所です。
では、私の夢、とは?
私の夢は、侑ちゃんの夢、です。
侑ちゃんはせつ菜ちゃんのLIVEがきっかけでスクールアイドルにドはまりすることになり、その応援をする中で自分の夢を模索していきます。そんな中見つけた新たな好きは、ピアノ。コツコツと積み重ねてきた練習、特訓によって最初にせつ菜ちゃんに見つかった時より上達していました。
そして侑ちゃんの夢は定まる訳です。それを、まず最初に伝えたかったのは大切な幼馴染の歩夢でした。一緒に夢を見てくれる約束をし、ずっと隣にいると伝えた相手です。
ようやくSIFがモノになったタイミングで、歩夢に告げるのです。
幼馴染の侑ちゃんがどんどん離れていく
幼馴染としての侑ちゃん。小さな頃からずっと一緒の侑ちゃん。同じ景色を見て、同じ食べ物を食べて、同じ思い出を作っていた侑ちゃん。
しかし、同好会で応援する対象が歩夢だけでなく、9人に増えたことで侑ちゃん自身の内面も大きく変化していきます。
幼馴染としての侑ちゃんではなく、スクールアイドル同好会としての侑ちゃんの存在がどんどん大きくなっていくのです。
決定的だったのは、せつ菜ちゃんが歩夢の知らない侑ちゃんの一面を知っていることでした。歩夢との時間が減り、逆にせつ菜ちゃんとの時間が増えた侑ちゃん。それも仕方のないことではありますが、幼馴染としての侑ちゃんがどんどん遠ざかっていく感覚は歩夢にとってとても怖いモノでした。
そんな中、突然侑ちゃんから「伝えたいことがある」との連絡。
歩夢は侑ちゃんの部屋を訪れ、侑ちゃんからのとあることが伝えられます。
「歩夢に伝えたかったのは、もっと先のこと。私ね、夢がでk「いやぁ!!」
です。これです。
どんどん遠ざかる侑ちゃんの姿が怖いのに、さらにその先の話となっては幼馴染の侑ちゃんが消えてしまう。そのような感情に襲われた歩夢は、一気呵成に侑ちゃんを押し倒します。
そして歩夢から語られる言葉は「私、侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい。だから侑ちゃんも、私だけの侑ちゃんでいて……?」という大胆な独占宣言。
この私だけの侑ちゃん、というのは、同好会全員の侑ちゃんではない、ってことですね。
それに対する侑ちゃんの返答は……!!
第12話を待て!!です!!
非常口が意味することとは?
虹ヶ咲って風景で心情描写することに定評のあるアニメなんですよ。何が言いたいかって、絵で表現する媒体の強みを活かした作品なんですよ。
小説なら、文章だけで読者に伝えなきゃなりません。
漫画、アニメなら文章や台詞では表現できないことを”絵”で表現することが可能なのです。
それが今回で言えば非常口。他にもあったのは侑ちゃんと歩夢の歩むべき道が違うことを示した道路標識ですね。
では、非常口が意味することは何か。
まず非常口って何に使用されるものでしょうか。それは有事の際、例えば火事とか大地震が発生した後、通常の手段では脱出できない時に使用されるものです。
つまり、歩夢の今の心情は有事なんですよ。火事とか地震とかそういった類の状況になっていて、そこから脱出しなければならない状況なんです。
幼馴染の侑ちゃんが消えてしまう。いなくなってしまう。私の侑ちゃんが消えてしまう。その状況から、これから脱出するぞ!!ってな心情描写な訳です。
歩夢が行った脱出方法は、侑ちゃんに二の句を告げさせないことです。未来を語る侑ちゃんの口を塞ぐ行為は、とどのつまり停滞を意味します。
停滞させた中なら、時間は進むこともないし、これ以上歩夢の幼馴染の侑ちゃんがどこかへ行くこともない。
ってことですね。
いやぁ、虹ヶ咲すごい。さすがすぎる。やっぱ最強のアニメですわ。
ふぅ。ではローダンセの待つ第12話に行きましょうか。
というわけで皆々様。
ここらで兎は床に就かせていただきます
目がしょぼしょぼしてきた。