兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

夜勤勢とかいう人外

 こんばんは。InDexです。

 夜勤明けであと2時間後くらいには出社のInDexです。

 正直夜勤はきついです。

 仕事内容はただ突っ立ってライン作業がどう行われているのか見ているだけなんですけど、それがきついんですよね。

 私は現在現場の責任者として教育を受けている立場なので、日勤の仕事だけでなく、夜勤の仕事を見た方がより高い視点を獲得できる、という目的の元夜勤を行っています。

 夜勤の仕事の期間は短いので気は楽だったのですが……いやぁ、夜勤の仕事はやばかったです。

 平たく言えば有機的な連携が取れている、って感じです。

 より詳しく言えば、異なる部署同士ではあるものの垣根がなく、互いに助け合っていけてるんですよね。

 現在の工場には正社員は責任者だけ。実際の現場の仕事はパート、アルバイト、外国人実習生が行っています。

 その3つの肩書を持つ人らが現場の仕事を回しているわけなんですが、これがまぁ、やばいです。

 無駄が一切なく、本当に洗練された動きになっています。

 視野が広く、それでいて行動もそつがなく、言葉数は少ないのに深いコミュニケーションが取れているんですね。

 日勤の仕事と比べたら夜勤の仕事はクソですね。

 まぁ、夜勤の方が稼働している部門が少ないので連携が取りやすい、という点や、そもそもライン作業の稼働の仕方も異なるため一概には言えません。

 ですが、コミュニケーション、人間関係において言えば夜勤の能力は群を抜いて遥か高みいます。

 ……。逆に言えば、日勤の仕事はコミュニケーションや人間関係が壊滅的、とも言えるのですが。

 そして私が将来的に責任者になるとして、そもそもが壊滅的な状況になっている現場の仕事をどうにかしなければならないわけです。

 それはやばない?って感じです。ようやく日勤の現場の責任者になる、ということの重大さが分かった気がします。

 そしてそれを何も経験がない私にぶん投げようとしている上司や先輩がさらにやばい、ということも分かりました。

 0から始めるなら、まだ大変ではありますが大丈夫なんです。

 マイナスから始めるのは並大抵の努力ではどうにかできません。

 結局のところ、日々、地道に研鑽を積み、日勤でできた大きな氷塊をゆっくりと氷解していくしかないんですよ。

 それが分かり、益々転職への気持ちが強くなりました。

 日勤の上司や先輩方が責任者の任から離れ、もっと上の立場を目指す意味が分かりました。

 こんなのどうにかできるわけないですもん。

 いや、一応どうにかできる道筋は見えました。

 コミュニケーションをこれまで以上に取り、従業員との信頼関係を築く。

 少数しかできない仕事を全員にこなせるように多能化する。

 自ら考え、自ら判断し、自ら行動できるような教育を施せばいいのです。

 いやいや……こんなの俺にできるわけないですやん。

 夜勤の人の話を聞き、私の直属の上司がどれだけズレているのか分かりました。

 私の現在働いている工場で解決しなければならないのは労働災害が危ぶまれるハザードの発見でも、生産性の向上でもなく、人間関係の向上だったのです。

 まぁこれは考え過ぎだと思うんですが、わざと上司は日勤が壊滅的な人間関係に陥っている、という観点から目をそらさせようとしているのではないか、と思います。

 それに気づいてしまったら辞めること間違いなしですもん。

 そりゃあ別のところに視点を持っていきますわ。

 そして自分が現場の責任者から外れ、私が責任者になった時初めて、人間関係の大事さについて説くんでしょう。

 

 あぁ、そうそう。

 昨日の夜勤の時知ったことなんですが、コミュニケーションが強い人って多弁であることや抑揚の付いた会話とかじゃないんですよね。

 人をしっかり見ることができて、人が何も思っているのか、その人について理解のある人がコミュニケーション能力が高いんだと思います。

 重要なのは会話そのものではなく、その人自身なんですよ。上手く言葉にできないことがもどかしいんですけど、少なくとも夜勤の責任者はそうした人でした。

 別に愛想がそれほどいいわけじゃないんですけど、しっかりと人を見ているな、って分かるんですよ。

 人間力が強い人です。

 

 とりあえず、今日の夜勤はそうしたことをもう1度学びにいこうと思います。

 日勤で学べないことが夜勤ではたくさん学べます。

 ……次の仕事場で活かしたい、ところです。

 面接で今回学んだことを精一杯活かそう。正の面も負の面もすべて。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 昼寝できるかな……。