こんばんは。InDexです。
先ほどスクスタのメインストーリーを17章まで見終わりました。
素直な気持ちを一言だけ述べるとするなら、結構ええやん、です。
そんなスクスタのストーリーのSIF編とでも言うべき話をしていこうと思います。
……。正直今めっちゃ眠いのでいつも以上に乱文になる、かも……?
薫子殺した方が良かった説
のっけから物騒な見出しですが、これは栞子の動機付けが弱くね?って話です。
SIF編序盤の栞子の株はとんでもなく低いです。生徒会長の座を簒奪したり、度々同好会に出向いては嫌味やら見下した発言するのが原因ですね。
そんなスクールアイドルに対し”怨恨”のような感情を抱いているのが、前述した行動の理由になるわけです。
詳細を言うならば、栞子の姉である薫子は今のあなたちゃんのようにスクールアイドルのサポートをする立場でした。しかし、そのスクールアイドル活動に傾倒する余り、他のことが疎かになり、結果的に三船家という名家を継ぐことができなくなりました。
結果、栞子は次期三船家当主(当主かは知らんけど)として期待されていた薫子が凋落した原因に、スクールアイドルそのものを位置づけます。
だから栞子はスクールアイドルに対しあそこまでの敵愾心を持っている訳ですね。
……?
動機弱くね……?
17章を見た私は素直にそういった感想を抱きました。元々前情報として栞子がスクールアイドルを憎む理由を知ってはいたのですが、作中で実際に出るとその弱さが目立ちます。
というか。あそこまで人の適性を見抜き、尚且つ生徒会長としての雑務を完璧にこなし、SIFの運営を効率的に捌く手腕がありながら、なぜスクールアイドルを憎むようになったのでしょうか……。
正直言って薫子にとってのスクールアイドルってマクガフィンなんですよ(マクガフィンってのは代替可能な存在のことを言います)。
これが例えばスクールアイドルではなく、バンド活動だったら?陸上だったら?柔道だったら?どうでしょうか?
問題なのはスクールアイドルに傾倒していたことではなく、他の物事が全て疎かになる程、一つの物事に傾倒してしまったこと。これが問題な訳です。
例を出すならネトゲに夢中になった結果、大学を留年する大学生みたいなもんです。
普通に考えればスクールアイドル自体に問題があるわけではありません。
なぜそのことに栞子は気づけなかったのでしょうか。この辺はシナリオライターの実力不足……というか、設定が甘かったと思います。簡単に言えば栞子の動機に矛盾が生じる訳ですね(栞子の論理的思考力があるならば、スクールアイドルではなく、物事に傾倒した結果視野が狭くなったのが原因に気づけるはずだから)。
それと、突然強キャラみたいに出てきた薫子も薫子です。なんで栞子がスクールアイドルなんて無駄なだけです、と発言を知っていながら放っておいたんでしょうか。スクールアイドルが好きなら栞子の勘違いを正すはずです。あなたちゃんのボランティア集めに対する世間の声に立ち向かう歩夢ちゃんのように。なんだかキャラの動かし方が微妙なんですよね。シナリオの矛盾というか、甘さが目立ちます。ちゃんと推敲したんですかね。
んで、見出しの話に戻ります。
これがもし、スクールアイドルに傾倒した結果、薫子が死んでしまったらどうでしょうか。スクールアイドルという人を応援し夢を与える活動なのに、それをサポートする薫子がそれが原因で死んでしまった。栞子が薫子に好意を持っていたという設定を付け加えるなら、それで栞子が抱くスクールアイドルへの敵愾心へ説得力が付くと思います。
まぁ、同好会側からしたら私怨なのでたまったもんじゃないんですが。ですが、それに対しあなたちゃんがしっかりと仕事をこなし、薫子の二の舞にならないことを示してあげたら、栞子も救われたと思うんですよね。
だから、私は薫子が死んでいた方が良かった説を掲げるわけです。
……とはいえ。人の生き死にでシナリオを作るって動機付けが簡単な反面チープに見られる可能性もあるので難しいんですけどね。
μ'sの衣装ヤバすぎだろ!!
これは非難とかじゃないんですけど、μ'sの衣装ダサすぎませんか。
なにあれ。
Aqoursはオシャレで統一感がありグループとしても、個人だけで見てもええなぁ、と思える衣装だったんですが、μ'sがヤバすぎる。
露出が多すぎる。まぁこれはまだいいでしょう。
真ん中に入ってるOTONOKIZAKA HIGHってなんですか。ダサすぎる。ボクサーのパンツに企業ロゴ入れるんじゃないんだからさぁ……。
まぁ簡単に言えば下品でチープな印象なんですよね。ほんとそう。
しおぽむという可能性
SIF編はストーリーを追うごとに栞子がどんどん漂白されていくんですよね。
それは同好会の練習に付き合い初めてから特に顕著だと思います。
そして学校説明会の時の歩夢ちゃんのライブを見て、そこから特にむき出しの敵愾心はなりを潜めました。ほんと潜めた。ちょっと前の栞子はどこ?キャラ崩壊してる?と思うくらいには。
歩夢ちゃんのライブを見た結果、歩夢ちゃん自身の魅力に気付き、同好会自体のピンチやあなたちゃんの過労について積極的になっていきます。
敵意のあるコミュニケーションではなく、寄り添うように、相手の気持ちを慮るようなコミュニケーションに変わっていきます。
そんな時、歩夢ちゃんとあなたちゃんは喧嘩をしてしまい、歩夢ちゃんはスクールアイドルを辞める決意まで固めます。
それに対し栞子は歩夢ちゃんに寄り添い、本当にそれでいいのか、本当にスクールアイドルを辞めていいのか柔らかく聞きます。
このシーンを見た時、前のスクールアイドルを敵視する栞子も、ここまで変わったのか、と感じました。
歩夢ちゃんによってスクールアイドルへの偏見が氷解し、歩夢ちゃん自身に惹かれていく栞子。そしてそんなトキメキをくれた歩夢ちゃんがスクールアイドルを辞めようとしている。元々はスクールアイドルを敵視していたけれど、そんな歩夢ちゃんは放ってはおけない。
そういった心情が見えてしおぽむの可能性に気づきました。
しおぽむ。アニガサキを見ているだけでは得られないカップリングです。
スクスタもええやん。
唐突な留学
これに関しては特に問題とは思わないんですが、あなたちゃんの2か月間の海外留学が唐突なんですよね。
まぁSIF編が終わって新章に突入するから何かしらインパクトは必要なんでしょうけど、まぁ突然です。
伏線とか布石とか置いているなら分かるんですけどそんなものはなかったですしね。
まぁこれで誰かが損をするだとか、キャラ崩壊だとか、そういうことはないのでマイナスな要素ではないです。
問題はここまで華々しく見送られたあなたちゃんが留学から帰ってきたらスクールアイドル部がが設立されていることです。そして同好会を脱退して部への転部する人がいたり、せっかく入部した栞子が普通に同好会を脱退している点です。
一時はマイナスを突き抜けた栞子株がここまで持ち直したのに、新章になったらまた下がると考えると気が重いです。
アニガサキの口直しが必要そうですね……。
総括
というわけで、波乱万丈だったSIF編。
総括するならば「序盤は悪い点が目立ちに目立ったものの、後半は割と良かった」となります。
正直スクスタのメインストーリーをちゃんと読む前は、スクスタのストーリーは全部クソなもんだと思っていました。しかし実情は違いました。
普通にシナリオとして面白い部分もあり、栞子も序盤と比べれば格段にいいキャラになっていました。まぁ、もう一度見直すことはないシナリオでしょうけど。
それでも、様々な苦難がありながらも、一度は諦めようと思いながらも、最終的にはSIFを大成功まで導いたのですからよかったのです。終わり良ければ総て良しなのです。
元々の前評判がクソ悪かった、ってのもありますが、実際は悪かったけどいい部分もあったです。
これが、総括になります。
というわけで皆々様。
ここらで兎は床に就かせていただきます。
すやぴ。