兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期11話の感想

 こんばんは。Indexです。

 今回は虹ヶ咲2期11話の感想となっています。

 

 話の流れとしては、三年生の卒業について考える話となっています。

 

過去・イマ・未来

 今回はかなりセンチメンタルな話となっています。

 果林さんは三年生です。同好会に入ったのも三年生からであり、大体半年間くらいしかまだ入部していません。

 しかしたった半年と言えど、過ごした時間の長さは関係ありません。果林さんにとっての同好会とは、鮮烈で、楽しさで溢れていて、思った以上に居場所として居心地のいい場所だったんですね。

 そして余りにも今が楽しいからふと考えてしまう。卒業のことを。

 三年生が同好会の一員として楽しむことができるのは、残り数か月です。それを考えると、寂しくなってしまったんですね。その思いは果林さんだけでなく、彼方、エマも同様でした。

 そんな果林さんに語り掛ける言葉が。

 

エマ「昨日や明日のことで悩んでいたら、楽しい今が過ぎちゃうよ」

彼方「毎日を全力で楽しめば、きっと寂しい以外の未来が待ってるよ」

 

 でした。

 本当に、これに尽きると思います。「今」を全力で楽しめば、きっと寂しい以外の未来が待ってる。

 本当に……これに尽きますね……。

 対する果林さんの返答は。

 

果林「一人で歌のも、誰かと歌うのも、みんなと歌うのも全部好きよ!」

 

 本当に同好会のことが大好きなんだな、って伝わる台詞でした。

 そしてそんな果林さんだからこそ思いついたんですね。一人でも、二人でも、みんなでも、歌うのが大好きな果林さんだからこそ。

 「イマ」の同好会のみんなで一緒に歌いたいって。「イマ」を全力で楽しむために歌う為に。

 同好会だけの1stライブを考え付いたわけです。

 最高か……?

 

生徒会長と、生徒会長立候補者

 まずは少しだけスクスタの話をします。

 スクスタ時空では、栞子に最悪な形でせつ菜ちゃんは生徒会長の座を奪われます。マジで最悪な形です。立候補者演説の時、生徒会長になってから何をしたいか語るのではなく、如何にせつ菜ちゃんが生徒会長に向いていないかディスる演説をしていましたからね。マジでアレは最悪だった。

 だからこそ、アニガサキの面子は如何にして生徒会長の座を譲るにはどうすればいいかだいぶ悩んだと思います。

 

 その結果思いついたのが、生徒会長としての中川菜々に悔いを残さないって点だったんだと思います。

 最高の形で文化祭も、SIFも開催する。その結果生まれたのが五校合同開催の文化祭だったわけです。これを大成功に収めた結果、中川菜々が生徒会長としてやるべきこと、やりたかったことは全て叶えられました。だからこそ、後期に生徒会長に立候補はしないわけです。

 そしてそんな文化祭とSIFを融合させる発想は栞子から出たものなんですね。

 未だに栞子は虹ヶ咲学園の為に何かをしたい、という奉仕の精神が心の中にあります。だからこそスクールアイドルをやる一方で、生徒会長にもなって夢を叶えたい。そんな栞子を、優木せつ菜は応援できる。

 実にいい生徒会長の座の交代だと思います。マジで制作側の愛を感じる……。

 

部と、同好会

 11話は本当に内容が濃いですね。制作側はまだまだやりたいことが残っているんでしょう。素敵なことです。

 

 同好会は実績がヤバいんで部に昇格することが可能です。部に昇格すると、広い部室も与えられますし、より上位のトレーニングルームも使用可能になるそうです。また、スクールアイドルが目指す全国大会であるラブライブ出場も可能になるんですね。

 しかし、同好会のみんなは即断できません。部へ昇格したいです、と。

 それはなぜか。

 それは、同好会だったからこそ、今の自分たちがあるからですね。

 ラブライブ出場を目指す為、無理やり足並みを揃えることになってしまえば、同好会は空中分解していたでしょう。それぞれがそれぞれ自分を表現する形を追求し、互いが互いのライバルであり友人となったからこそ、今の同好会の姿があるわけです。もし虹ヶ咲で無ければスクールアイドルは続けてこれなかった人、そもそもスクールアイドルを目指そうと思わなかった人。そんな人で作られたのが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会という存在です。

 だからこそ、続く後輩たちの為にも、そんな同好会の精神は残しておこうと考え、部への昇格はせず、スクールアイドル同好会はスクールアイドル同好会のまま継続することを決めたんですね。

 

 それに、みんなに共通して言えることは一つ、「スクールアイドルが大好き」という点です。同じスクールアイドル好きが集まる会、正に同好会、というわけです。

 

コンテンツの終焉

 ここから先は私の自分語りになります。同じような話を以前何度かブログ内でしたことがあるのでリバイバルみたいなもんですが、今だからこそ書けることもあると思うのでご容赦です。

 

 今回の三年生の卒業は、私が兼ねてより恐れているコンテンツの終焉に繋がりました。コンテンツの終焉とは、エンドコンテンツが出されたってことです。そのまんま過ぎるか。

 虹ヶ咲で言えば、三年生が引退することで、13人のスクールアイドル同好会が終わってしまうってことですね。やはりエマ、果林、彼方(ミアは普通に卒業できるのこれ?)がいなければ、やっぱり同好会ではないんですよ。3人が卒業してしまえば、私の中にある虹ヶ咲というコンテンツはやはり終わってしまうわけです。

 それが、虹ヶ咲というコンテンツの終焉、と考えるわけです。

 

 私にとって虹ヶ咲とは、人生の中で一番ハマっているコンテンツなんですよ。ここまでハマったことなんて人生で一つもありませんでした。ハマって、熱中して、新情報の一つ一つに一喜一憂する今が、めちゃくちゃ楽しいんですよ。

 だからこそ、怖いんですね。虹ヶ咲というコンテンツが終わることが。それが本当に怖いんです。虹ヶ咲が終わってしまったら、私の中には大きくて、とても空虚な穴が空くと思います。

 私の友人にARIAが大好きな人がいるんですね。大好き過ぎるあまり、未だに最終回が見れていないそうです。最終回を見てしまったら、自分の中でARIAが終わってしまうと感じるからです。その話を聞いた時は、「大好きなことにケリをつけるのも大事なことなんじゃね?」と思っていたんですが、当事者になって分かります。ものすごく怖いことだって。

 恐らく私の中で虹ヶ咲がエンドコンテンツになるのは第3期が来たら終わります。第3期は100%三年生の卒業とか、栞子の生徒会長選挙とか、テイラー家のあれこれとかが描かれると思います。アニガサキから入ってハマった私からすれば、やはり第3期が来れば、それがエンドコンテンツなんですね。

 正直、今日からはじまるにじよんあにめ~しょんとか、OVAがあるので、第3期が来ること自体まだまだ疑問視しています。でも、こうやって卒業までに空白を開けていることを考えると、制作側も第3期というか、三年生の卒業は描きたいと考えていいると思います。願わくば、第3期ではなく劇場版という形で完結させるのはやめて欲しいところです。劇場版では絶対絶対ぜ~~~~ったい尺が足りなくなるからです。第3期をやった後に、エピローグとして劇場版が欲しいです。レヴュースタァライトみたいにたっぷり120分は欲しいです!!

 私の想いは、そういう思いです。

 第3期が来るかどうか分からないし、もしかしたらOVAで終わってしまうかもしれないし……。でも、絶対に続きはありそうだし……。でも、キャストさんの年齢とか、優木せつ菜の声優降板とかを考えると……まだまだ道が不透明なんですよ。

 

 でも、だからこそ。ここで第11話の言葉が響いてくるわけです。

エマ「昨日や明日のことで悩んでいたら、楽しい今が過ぎちゃうよ」

彼方「毎日を全力で楽しめば、きっと寂しい以外の未来が待ってるよ」

 これですね。

 コンテンツの終焉に立ち会ってしまえば、100%私の中で大穴が空きます。

 けれど、今を全力で楽しめばきっと……寂しい以外の未来が待っているんだと思います。その時が来るまで私にできることは……楽しむ。それ以外に無いんです。

 

 ってなわけで11話の感想でした。

 次なる12話は歩夢と侑ちゃん回ですね。二人は二人の道を突き進む……。