兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期12話の感想

 こんばんは。Indexです。

 今回は虹ヶ咲2期12話の感想となっています。

 

 話の流れとしては、互いに夢を追えば距離は離れてしまうけど、距離なんて関係ないと侑と歩夢が分かる話です!

 

やりたいことが違っていても、好きな物が同じなら──

 第12話は、というか第2期は、みんなのこれからに触れられている場面が多いんですよね(やはり第3期の布石……この話は13話の時にしよう……)。

 それが今回は侑と歩夢だったわけです。

 侑ちゃんは関東作曲コンクールに出るか悩んでおり、歩夢はロンドンへの2週間の留学を悩んでいます。

 

 侑ちゃんは挑戦してみたい気持ちもあれど、まだ一歩踏み出せずにいます。歩夢に悩みを話せないのは、歩夢から自然と背中を押してくれるのを待っているから。それと、本気で作曲家を目指しているわけではない自分が果たしてコンクールに出てもいいのか、悩んでいるんですね。

 

 歩夢は海外のロンドンから、歩夢のライブを見て「自国でもスクールアイドルができるのか」という相談が寄せられます。歩夢のスクールアイドルの姿に惹かれ、自らもスクールアイドルになりたい外国人がいたわけですね。自分がそんな存在になれるなんて想像もしていなかった歩夢。しかし、そうして別の自分を見つける度に、夢を追って歩いていく内に、侑ちゃんと離れていくことに気づいていくわけです。

 

 互いに夢を追うからこそ、離れていく互いの距離。いつも一緒だった侑と歩夢だからこそ、二の足を踏んでしまうわけですね。

 でも、無観客のラブライブ予選を応援するみんなの姿を見て、彼方ちゃんに言われるわけです。

 距離なんて関係ない。好きな物が一緒なら、みんな他の人を応援できるんだって。

 だから、歩夢も侑も、距離が離れていたって関係ないんですね。互いに互いを想い合って、互いに互いを応援し合える。だから、距離が離れて至って寂しくない。

 

 つまりゆうぽむはフォーエバーってことだね!!!!

 

こういう苦難でいいんだよラブライブ

 虹ヶ咲って他のラブライブと引き合いに出される時、ぬるま湯の世界とかって言われるんですよね。あまりにみんなが優しい人過ぎて、山や谷が無いって。

 でも、そういうことじゃないと思うんですよね。

 例えば、無理やり廃部にする展開とか、ラブライブ優勝できなければ○○されちゃうとか、そういうことじゃないと思うんですよ。というか、そういう無理やりにトラブルとか山を作る点が、虹ヶ咲以外のラブライブがあまり好きになれない理由なんですよね。

 虹ヶ咲はこう……ソロアイドルの物語なので、そのキャラ個人の心情に寄り添った問題を解決する展開なんですよ。廃部とか、ラブライブ優勝とか、そういう外側のギミックではなく、内側、つまりキャラの心情を大事にする展開の推移を描いているんですよ。私はそこが大好きなんですよ。

 他のラブライブも、そういう展開だったらいいなぁ……と毎回思うんですけどね……。

 じゃあ逆に、なんで他のラブライブは、毎回そういう廃部とか、そもそも学校が廃校になるとか、そういう展開を入れるのか。答えは簡単ですね。ソロの話ではなくグループの話だからです。グループで一致団結して感動を作る手っ取り早い方法は、グループ全体の危機・問題を解決させることなんですよ。だから廃部・廃校とかの問題を入れているんですね。

 だからこそ、私はスーパースター1期が割とそれに逆行する感じで好きだったんですよね。かのんちゃんが歌えない理由、歌えるようになった理由、ラブライブ優勝を目指すに至る理由。その全てがキャラの心情によって理解できる領域だからです。まぁだからこそ、恋ちゃん周りの話は評価が微妙なんですけど……。あの辺はもう少し上手い調理方法があった。そしてだからこそ、第2期が微妙OF微妙OF最悪だったんですよね。ちぃちゃんが世界的な歌手になれるようかのんちゃんの留学を後押ししたのに、そのちぃちゃんの心情を全て踏みにじる留学中止っていうカスクズゴミ展開。1期をリアタイで視聴していなくて良かった……。1期の気持ちのまま2期を見たら、制作側に殺意すら覚えるでしょう……。

 

 まぁ、虹ヶ咲はそうはならないと思います、が……。正直心配もあるんですよね。あまりにも従来のラブライブとは逆行した脚本で、その脚本が高評価を受けまくっているせいで、無理やり上層部の方から「ネガキャンする展開にしろぉ!!」とかいうお達しが来ないとも限らない気がするんですよ。いや、まぁ、考えすぎというか、あまりに現実味が無い発想なんで無いとは思いますが……。怖いなぁ……。

 

 まぁ、ってなわけで、ゆうぽむ回でした~。次回が13話、最終回ですね!

 13話だけでなく、これからのアニガサキに期待することとか書きたいですね!