こんばんは。Indexです。
今回は虹ヶ咲2期8話の感想となっています。
話の流れとしては、侑ちゃんがときめきの正体を掴み、それをみんなと表現する話となっています。
高咲侑を表現する、たった一人の高咲侑
第8話は遂に来た第2回スクールアイドルフェスティバルの最終日です。虹ヶ咲学園で行われ、そのオオトリもやはり虹ヶ咲の同好会が努めます。
しかし、そんな中でも最後のセトリが決まっていません。未だ、侑ちゃんの作曲する曲が出来上がっていないんですね(1日未満で振り付けも歌も覚えられるんか!?というツッコミは無しです。たぶん9割の曲はできてるし振り付けもできてる。最後の1ピースだけが足りないとか、そういうことやねんな)。
侑ちゃんはなぜここまで作曲に苦慮しているのか。それは、色々な考えが錯綜しているからです。
ランジュちゃんから指摘されたことは、同好会で本当に夢を叶えられるのか?という問いでした。スクールアイドルでも無い侑が夢を叶える場所ではない、と。それならば同好会から離れて一人で夢を追うべきであると、ランジュちゃんから告げられるんですね。
そう言った気負いもあり、スクールアイドル好きのみんなにも好きになって貰いたい等、色々と考えてしまった結果、作曲に行き詰まるわけですね。同好会のみんなは「考えすぎ」「侑さんの作った曲を歌えるだけで嬉しい」「侑ちゃんの曲を歌える。それだけで素敵なことなんだよ」と各々が言う訳です。それなら……それなら余計にいい曲にしないとだめだよね、と感じる侑ちゃん。
その侑の悩みは、少し遠くから聞こえてくる同好会の曲を聴いて晴れるんですね。
自分の感じたときめきとは何か。それは。
「自分をめいいっぱい表現するみんなの姿にときめいていたんだ。みんなに近づきたい。みんなと一緒に、ここにいる私を伝えたい。これが私のときめき!!」
高咲侑とは、最初こそスクールアイドルが大好きになって、スクールアイドルを支える存在として同好会にいました。しかし、日を追うごとに「みんなみたいになりたい!」と思うようになっていったんでしょう。
つまりランジュから指摘された同好会で夢は叶えられるのか。その答えは。
「同好会のみんなみたいな表現者となって、みんなと一緒に私を伝えたい」
になるわけです。自分もまた、同好会の一員としてみんなと一緒に「私」を伝えていく。それが夢であり、ときめきの正体なわけです。
自らのときめきの正体に気づいた侑は、ミアの手を引いて作曲の手伝いをして貰います。そして出来上がったのが「TOKIMEKI RUNNERS」。虹ヶ咲というコンテンツそのものを代表する曲ですね。
歌詞は正に今回の2期8話を表現している曲となっています。
そしてここで。高咲侑は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の一員として、自分を表現する存在となったんですね……。素晴らしみが深すぎる……。
どこへ行く、鐘嵐珠
高咲侑が自身の夢の輪郭を掴んだことで、ランジュは「負けた」と感じます。2期1話から続くランジュからの競争心は、ここで下火になるわけですね。
夢を与えるだけでいいソロアイドルとしての哲学が、みんなと一緒に自分を表現するソロアイドルの哲学に敗北したわけです(と、ランジュは感じた)。
では、ランジュが、鐘嵐珠として次に取るべき行動は……。というわけですね。
次なる9話は確かミア回ですね。
遂にハンバーガー作曲娘の正体が暴かれるわけです。