兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

問題になる物は話題になり、問題にならない物は話題にならない

 こんばんは。Indexです。

 三月最初の記事です。

 

 Twitterをいつも通り開くと、トレンドに二次創作が上がっていました。どうやらウマ娘の二次創作ガイドラインが発表されたので、フォロワーに対し語り掛けていたのが原因っぽそうです。

 

 それともう一つ、二次創作ならウケてたかもね、という二次創作から一次創作に移った人への言葉が反響を呼んでいます。これは、二次創作には最初から魅力的キャラがいて、そこに少しの設定を追加した創作をするだけでそこそこみられるものになる、っていう一次創作の偉大さを示しています。また、だからこそ、魅力の無いキャラに多少設定を盛ったところで全くエモくない、っていう逆説も言えるんですね。

 

 私が見た中では、この二つが中心となって”二次創作”という単語がトレンドに上がったのだと思います。

 で、大体二次創作に関してネガティブなツイートが多く(最新のツイートではなく話題のツイート調べ)、私も微妙にダメージを受けたのでこうして記事を書いています。

 ちなみに私は最近二次創作に目覚めた人間です。たとえ私の二次創作がウケたとしても、それはオリジナルの原作の力が9.99999割であり、私の力量によるものなんて微々たるものだと戒めています。とりあえず、そこだけはご留意ください。

 

住みづらさは口にし易いが、住みやすさは口にし難い

 ではなぜ、二次創作に関してネガティブなツイートが多いのでしょうか?簡単です。二次創作に関してお気持ち表明したい方が多いからですね。お気持ち表明って言うのはほぼほぼ「自分はこんなことを思って苦しんでいます」って内容です。

 つまり、二次創作に関して息苦しさ、嫌なことがあった人がツイートしてるんですよ。

 

 私が見た中では、「二次創作界隈は界隈には優しいけど、公式や運営には厳しい」「ウマ娘の二次創作でこういうのが嫌い!」「原作に対してリスペクト持ってない二次創作者っているよね……」「自分の力って過信してる人多そう」「内輪ノリが本当にキツい」等々……。

 

 こういったお気持ち表明のツイートを数多く散見されました。二次創作をする私としても、身につまされる話もあります。原作に対するリスペクトとか、自分の力って過信してそうとか、そういう話です。まあ私の気持ちは置いておいて。

 このネガティブな意見の他に、ポジティブな意見って無いのかな?って思って探しました。すると、殆どありません。赤松健先生の「同人界隈を守るためにこんなことをしましたよ!」という漫画体験談のツイートくらいで、他は九割方ネガティブな意見でした。

 私はこのネガティブな意見の多さを考えたんですが、それは、問題になることは話題に上りやすいってのが個人的な見解です。

 二次創作のこういうところが嫌い。二次創作者のこういう態度が気に食わない。等々、それって一言で言っちゃえば愚痴なんですよ。井戸端会議でよそ様の悪口が盛り上がるのと同じように、愚痴とか悪口とかって言うのは口にしたくなるんですよ。だからこそ二次創作のトレンドを見ると、そういったネガティブな意見ばかりになるって思いました。

 逆に、問題にならない物はそもそも話題にならないんですよ。それって住みやすさを話題にしないようなもんなんですよ。とある住居があったとして、その欠点は目に付きやすいんですが、建築家が想定した住みやすさって分かりにくいものですよね。だから二次創作の住みやすさってツイートしないんですよ。

 

 と、まぁ、私は考えました。

 私はそもそも二次創作について「?」な人間であり、創作側に回って初めて、二次創作の魅力に気付きました。なので、二次創作とか同人界隈って閉じコンであり、閉鎖的であり、究極の内輪ノリなんですよ。外から見た内輪ノリってキモいじゃないですか。だからそもそも二次創作ってキモいんですよ。外部から見た人間にとっては人の褌で相撲を取るようにしか見えないし、原作を踏み台にして悦に浸っている気持ちの悪い人間、にしか見えないのも仕方が無いんですよ。

 でも……二次創作する側になってみると、外からギャーギャー言うなよ……って辟易するんですよね。原作が一番なのは知ってるし、内輪ノリがキモいのも知ってる。だからそれを改めて伝えなくても十分に理解してるんだよ。って思っちゃうんですよね。

 

 私がお気持ち表明してもしゃあないので、二次創作のいいところを書いて終わろうと思います。

 

・大好きが深まり広がる

 他人の二次創作を見て、「あぁ^~、こういうの求めてたよっ!」って大好きを吸収することができます。また、他人が解釈した二次創作を見ることで、「こういう楽しみ方もあるのか……」と、別のキャラの魅力に気付くこともあります。元々好きなコンテンツの好きが深まり、好きが広がっていくんですね。それでより深い沼にハマっていく。

 

 結局これですよ。自分が好きなコンテンツについて他の人の創作を通してコミュニケーションが取れる。これなんですよ。

 だからそのコンテンツについて好きじゃない、興味がない人からしたら「きめぇなぁ……」って映るわけです。

 

 原作が一番偉い。二次創作は内輪ノリ。この二つを覚えておこうと思いました。

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 はぁ、疲れた。