兎は地球で床に就く

システムエンジニア予定の無職ニートブログ

進撃の巨人一気に読んだぞ!

 こんばんは。Indexです。

 今日一気に進撃の巨人を一気読みしました。とはいえ、初見ではなく二度目です。前に読んだのは最終話が掲載されてすぐだったので……2年弱前ですね。

 話の流れは把握していたのですが、色々と設定を理解していない部分も多かったので割と新鮮な気持ちで読めていたと思います。まぁ、以前の私が斜め読みしてたって突きつけられた感じもあるんですが。

 なので、どの辺に新鮮味を感じたのかを書き、その後にどんなことを考えたのか等、書き記そうと思います。

 

余談:読破後、今日アップされたにじよんを見て感情がねるねるねるねみたいにかき混ぜられました。せつ菜ぁ……。

 

座標後の話

 全てのエルディア人は「道」を通ることで巨人の脊髄液を注射されれば巨人化でき、9つの巨人の継承者であれば過去の継承者の記憶を辿ることもできます。そのエルディア人を繋ぐ全ての接合点、言わば「座標」はエレンです。確か座標は「始祖の巨人」の能力であり、継承者の未来・過去を全て見ることができる能力が「進撃の巨人」の能力なんですよね。

 で、この座標の話です。確か12巻くらい?で、エレンへと座標が完全に渡った描写が出てきます。王家の血筋を引くダイナ・フリッツに触れることで、始祖の巨人の力が完全に覚醒し、無垢の巨人に指令を出すことができました。

 まず、私はこの辺を知りませんでした。座標ってなんや?始祖の巨人の力ってなんや?とかその辺です。エレンは王家の血筋を引いていないので完全に始祖の巨人の力を掌握できた訳ではなく、そのためにジークと接触を図ろうとしている流れも分かっていませんでした。いや~、一度目に読んだ私はなかなかに阿呆でしたね。ななめ読みが過ぎるというものです。

 余談ですが、私は今より10年前くらいに進撃の巨人を今出ている巻数まで買って読んでいました。その頃は進撃の巨人のアニメ1期が始まった時だったと思います。その為、その時出ていた進撃は何度か読み返していたのでそこそこ覚えています。ですが、その後の王政編が微妙だったので当時の私は追うのをやめました。

 つまり、鎧の巨人・超大型巨人からエレンを奪還したあの辺までは何度も読んでいたんですね。

 これまた余談なんですが、私の中で進撃クソ面白ポイントって三つあります。

 

・エレン奪還する12,3巻付近の話

・シガンシナ区奪還作戦(アニメ3期の部分)

・ハルキゲニアエレンVSエルディア・マーレ混成軍

 

 この辺はマジで面白いです。いや、進撃は王政編の序盤以外は一気に駆け抜けられるくらい面白いんですが、上記の三つはまぁじで面白いです。それらを語る前に、ネット上でも色々言われる王政編について語っていきましょう。

 

王政編をなぜ私は微妙に感じたのか

 あくまでも私、個人の意見です。では。

 平たく言っちゃうと、展開に派手さが消えたからです。これまでの進撃の巨人は「戦闘」と「非戦闘」の話の割合が絶妙でした。けれど、王政編の序盤はマジでずっと地味です。そのため、圧倒的な迫力で描かれる戦闘シーンを期待して読むと肩透かし食らうわけですね。

 とはいえ、王政編はひじょ~に重要な話なので斜め読みすると割と痛い目見るんですが。

 てか、王政編って小難しい話ではあるんですが、ゆっくり読むと面白いんですよね。徐々に謎が明らかになっていくミステリーっぽい読み味なんですよ。

 

・なぜ、王政はエレンを狙うのか

→始祖の巨人を持っているから

・始祖の巨人を持っていると何が都合が悪いのか

→記憶の改竄等、都合のいい歴史に変えられないから(保身)

・なぜ不戦の契りを作ったのか

→壁外人類がエルディアを滅ぼすのを諾々を受け入れるため

 

 等々。始祖の巨人にまつわる重要な話が目白押しなんですよ。その話を、調査兵団VS中央憲兵って言う人間VS人間って図式にしちゃうのでつまんなくなっちゃうんです。

 漫画あるあるだと思うんですけど、元々は怪物同士で争い合っていたのに、内部で対立する内ゲバってつまんなくなっちゃうんですよね。いずれは書かなきゃならない所ではあるんでしょうが、バケモンVS人間が見たいのに、人間VS人間を見せられるとまぁ……期待外れにもなっちゃいますよね。

 ですが、21巻?くらいから、エルディアVS世界各国という人間VS人間の構図になるんですが、それは王政編の二の舞にはなりませんでした。そこが進撃の巨人のすげぇとこの一端だなぁと思います。

 じゃあなんで王政編と地ならし編(仮)は人間同士の戦いなのに面白いの?と言われると……わかんねぇンゴとしか言いようがないです。

 まぁ強いて言えば、地ならし編は意外と人間同士が対立してるシーンと、そうでないシーンの割合が絶妙だったからですかね。王政編、王様の首を挿げ替えるまでのクーデータは一貫してずっと調査兵団が大ピンチなんですよ。でも地ならし編は雷槍とか、反マーレ派の仲間もいたりして、大ピンチ!ってわけでもないんですよ。だからなのかなぁ……。

 

 

 あぁ、くそ。眠くなってきたのでもうちょい書いたら終わりにします。

 

 

これを……連載してたんだぜ信じられるか?

 こう……名作と名高い漫画家の皆さんはヤバいですよね。十年以上に同じに渡り同じ作品を描き続け、ストーリーの破綻を感じさせずに突っ走るんですから。いやまぁ、世に名高い名作であっても、どこかしらに矛盾はあるのかもしれません。でも、長編作品を世に出しながら、前の月に載った話を訂正することもしないまま、ずっと駆け抜けていくってすごいことですよ、ほんと。

 特に進撃の巨人なんて序盤からずっと伏線・布石をバラまき続けたんですから。設定の凄さよりも、ストーリー構成力が高すぎる。加えて言うなら、台詞も強すぎる。駆逐してやる!とか、戦え兵士たちよ!とか、胸に残る台詞の数々を生み出してるのがすごいです。

 マジでヤバいくらい面白くて凄すぎる漫画。これが進撃の巨人です。

 

 にしても、138話と最終話のネームが載ってる特別巻を読んで思ったんですが、字が私と同じくらい汚いです。これは丁寧に書けるっちゃ書けるけど書かないだけなのか、それともこういう字体の人間なのか。それは分かりませんが、まぁ……親近感が沸きました。

 

 こんな凄い作品を作ることができる人間に、自分もなりたいものですなぁ~っ!

 

 というわけで皆々様。

 ここらで兎は床に就かせていただきます。

 んすやぁ!!